健康情報

第14回 笑顔と健康

2018.01.04

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『笑う門には福来る!』

今回は「笑顔と健康」にまつわるお話です。

 

1日に何回、声を出して笑っていますか?
個人差はありますが、子どもは1日に400回ほど笑い、大人になると15回ほどに減るoowarai_man[1]
そうです。
確かに、日中は仕事でパソコンと向かい合い、帰宅後は疲れて誰かと話すことが
少なくなる、ということもあるのではないでしょうか。
※時々、テレビのバラエティを見て笑うことはありますが…。
よ~く考えてみると、子どもの頃に比べ確かに笑う回数が減っているように感じ
ます。(少し反省…)
皆さんは毎日どれくらい声を出して笑っていますか?


笑うことで起こる身体の変化
1.NK細胞の活性化
  NK(ナチュラルキラー)細胞は私たちの体の中に存在するリンパ球の一種で、
      がん細胞や体内に侵入してきたウィルスを撃退してくれる細胞です。
  笑うことでこのNK細胞が活性化されることは実験で明らかになっており、
      免疫力向上の役に立つことが分かっています。
  逆に、ストレスや悲しみといった感情はNK細胞の働きを鈍らせるのだそうです。
輝く毎日を!
2.身体が温まり、腹筋効果も期待
  笑う時、実は自然と腹式呼吸になっています。
  お腹の筋肉が激しく動くことで、筋肉は熱を生産しカロリーを消費します。
  また、お腹をかかえるほどの大爆笑は全身の筋肉を刺激し、
  特に腹筋は引き締め効果が期待できます。

3.ストレスを減らしてくれる
  笑顔でいることは副交感神経を刺激し、心身をリラックスさせてくれます。
  また、笑うことで分泌されるエンドルフィンというホルモンは幸福感を感じさせ、
  また痛みを和らげる作用をもっています。


笑顔がもたらす美容効果biyou_kogao[1]

1.小顔効果
  よく笑うことで顔の表情筋が鍛えられ、フェイスラインが引き締まります!

2.しわやたるみの予防
  笑うことは女性にとっては「笑いじわができる」と敬遠されがちですが、
  実は表情筋が鍛えられ、しわやたるみを予防できるのです。
  また、笑うことで血流が良くなり細胞の隅々まで必要な栄養素が行き渡るので、
  くすみの改善やターンオーバーを助けてくれます。
  ※ターンオーバー:肌の新陳代謝、肌の生まれ変わりのこと

3.女性特有のトラブルの改善
  ストレスを感じることで分泌されるコルチゾールというホルモンは、肌トラブルやむくみ、
  月経異常の原因にもなります。
  コルチゾールは笑うことで分泌が抑制されることからも、毎日を笑顔で過ごすことは
  とても良いことなのです。

「おもしろくもないのに笑えない!」という方は、表情だけでも笑顔を作ることで脳が錯覚して
同様の効果が得られますので、ぜひトライしてみましょう!


笑顔は伝染する
人は豊かな感情を持っており、中でも他の動物には少ない「共感する」とfamily_big[1]
いう感情を持っています。
自分から笑うことが少ないと感じている方は、普段からよく笑っている人に
意識して接することで、自然と笑顔の回数が増えるかも知れませんね!
笑顔の多い人には人が集まる、と聞きます。
よく笑って、素敵な人間関係を作りましょう♪


参考・引用:㈱KIYORAきくち(http://www.kiyora-kikuchi.com/column/2206.html)

 

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