2021.06.14
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実は、子どもの虫歯は減ってきているのですが、大人の虫歯は減っていません。
その理由は、以前虫歯を治療した歯に、長年経ってから再発するケースが多いからとか…。
今回は 『大人の虫歯』 について、お伝えいたします。
◆虫歯とは プラーク (歯垢:しこう) の中にいる虫歯菌が酸を出し、歯を溶かすことで起こる病気
◆虫歯になりやすい場所 ①歯と歯の間 ②歯の根元 ③以前治療をした、詰め物と歯の隙間
◆虫歯になりやすさチェック *当てはまる項目が多いほど、虫歯になる可能性が高い…。
① 歯みがきは1日1回以下:歯にプラークがたまりやすくなり、虫歯菌の増殖を招くから。
② 間食やだらだら食べることが多い:歯にプラークがたまりやすくなり、虫歯菌の増殖を招くから。
③ 甘いものをよく食べる:糖分をエサとする虫歯菌の増殖を招くから。
④ 口の中がよく乾く:殺菌作用のある唾液が不足しているため、虫歯菌が住みつきやすくなるから。
⑤ 歯並びが悪い:歯のみがき残しが多くなるから。
⑥ 歯周病がある:歯茎が下がり、歯と歯の間に隙間ができ、みがき残しをしやすくなるから。
⑦ かぶせ物や詰め物が多い:詰め物と歯の間に隙間ができやすいから。
⑧ しばらく歯科に行っていない:気づかないうちに虫歯になっている可能性が高いから。
◆大人の虫歯予防:5つのポイント!
1.寝る前の歯磨きに重点を置こう
忙しい1日の中で、毎回の歯みがきに時間をかけるのはなかなか大変。そこで、寝る前の
歯みがきに重点をおこう。
2.歯ブラシ以外の清掃器具も使おう
歯と歯の間や歯茎の境目のブラッシングは、フロスや歯間ブラシを使うことが、効果的な
虫歯予防になる。
3.フッ素入り歯みがき粉を使おう
フッ素は、虫歯の原因となる酸の産生を抑制し、歯の再石灰化を促進し、歯の質を強化する
働きがある。
4.糖分や炭水化物のとりすぎ、回数に注意しよう
普段の食生活を振り返り、意識的に食べ物や飲み物を選び、規則正しい食生活を心がける
だけで虫歯予防になる。
5.歯科での定期的なメンテナンスを習慣にしよう
人間ドックや健康診断と一緒。定期的なメンテナンスが、お口の中をより良い状態に保つ
ことにつながる。
※引用・参考:NHK健康チャンネル(https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_229.html)
自由が丘デンタルケア コラム(https://jiyugaoka.info/archives/2378)