2018.08.20
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♪新しい朝が来た 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空仰げ
ラジオの声に 健やかな胸を この香る風に開けよ それ1・2・3♪
歌を聞くとどこか懐かしく、何年やっていなくても音を聞けば体が動く不思議な体操…それが「ラジオ体操」。
健康づくりのため、毎日行っている方もいらっしゃることでしょう。
また“健康経営”の取り組みの1つとして、職場で行っている企業さんもあります。
ラジオ体操(第1)は、13の動きで構成されています。
「曲げる」「伸ばす」「ねじる」「跳ぶ」などの動作を行うことで、全身の筋肉のほとんどを使うように
できています。きちんと動けばウォーキングと同じくらいカロリーを消費できます。
正しい動作を覚え、みんなで「ラジオ体操」をやってみましょう!
1.伸びの運動
★深呼吸ではない!
・正しい姿勢をとるための、伸びの運動です。
・かかとは上げません。
2.腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
★かかと上げを忘れずに!
・[1]の動作は、かかとを上げたまま曲げ伸ばしを行います。
・[2]で腕を振り戻しながら、一瞬かかとを下ろします。
3.腕を回す運動
★肩甲骨を動かす!
・肩甲骨を意識して、肘を伸ばして肩を中心に、大きく円を描くように回します。
4.胸を反らす運動
★手の平を返す!
・胸をしっかり反らして、上げた手の平を返します。
・腹を出さないように注意します。
5.体を横に曲げる運動
★腕を耳の横につける!
・腰を動かさないようにして、腕を耳の横につけて脇腹を伸ばします。
6.体を前後に曲げる運動
★3段階で徐々に曲げる!
・[1]上半身の力を抜き、小→中→大と段階的に深く曲げていきます。
・[3]手で腰を押すように、ゆっくり反らせます。この時、膝は曲げません。
7.体をねじる運動
★膝を固定して体幹を鍛える!
・[1]両手の遠心力に負けないように体軸を保ち、しっかり立ちながらねじります。
・[2]腕を後ろ斜め上に振り上げた時、指先を見ます。膝はゆるめず、かかとも上げずに行います。
8.腕を上下に伸ばす運動
★メリハリをつけて力強く!
・[1]脇をしめます。
・[2]指先までピン!と腕を素早く動かして、かかとを高く上げます。全体に力強くキビキビと行います。
9.体を斜め下に曲げ、胸を反らす運動
★股関節から斜めに曲げる!
・[1]膝を曲げずに、足先に両手をつけるようにして、太ももの裏側を伸ばします。
・[2]腕を斜め下に開いて胸を反らせる。
10.体を回す運動
★手の幅を変えずに回す!
・下半身を固定して、腕の振りを使って円を描くように回します。
11.両脚で跳ぶ運動
★つま先を意識して音を立てずに跳ぶ!
・[1]肩の力を抜き、脚全体をバネにして、できるだけ音を立てずに軽やかに大きく4回跳びます。
・[2]大きく活発に開いて閉じてを繰り返します。
12.腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
★かかと上げを忘れずに!
・[1]の動作は、かかとを上げたまま曲げ伸ばしを行います。
・[2]で腕を振り戻しながら、一瞬かかとを下ろします。最後まで丁寧に、しっかり動きましょう!
13.深呼吸の運動
★最後は深呼吸です!
・[1]腕を前から上げて指先までしっかり伸ばし、大きく吸います。
・[2]息をしっかり吐きながら、横から下ろします。
監修:一般社団法人 新潟県労働衛生医学協会 プラーカ健康増進センター トレーナー 宗村 由紀
イラスト引用:かんぽ生命HP(http://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/csr/radio/abt_csr_rdo_dai1.html)