事業報告

平成28年度 はつらつウェルネス教室 平成29年1月~3月

2017.05.10

はつらつウェルネス教室 ~冬場(1~3月)の室内運動教室~ 全10回

この教室のメインは『コンディショニング』。
コンディショニングとは、身体と心が喜ぶ「Good Condition」な状態を手に入れる運動です。
講師の藤口理恵子先生ご指導の下、正しい姿勢づくり・筋肉づくりで、自分自身でコンディションを整えることができるようになることを目指します。

冬場の運動不足解消にもご活用いただける「はつらつウェルネス教室」。
平成28年度は、35名の参加をいただきました。
コンディショニングを行ったことによる皆さまの変化を、体力測定結果とともにご報告いたします。


【脚筋力測定:左右荷重割合】
 新潟大学 教育学部 保健体育・スポーツ科学講座 村山敏夫准教授の研究室の学生さんから、毎年測定のお手伝いをしていただいております。
 学生さんに計測していただいている項目の1つに「脚筋力」があります。これは、下肢運動機能評価機器を用いて脚の筋力とバランスの状態を計測します。
 今回は、筋力とバランスの他に『左右荷重割合』も評価していただきました。左右バランスよく立てているかを見るもので、数値が50%に近いほど左右バランスよく立てている、ということになります。

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 1月(第1回目)の計測結果を見てみると、右荷重の数値が高い=右体重の方が多かったようですが、3月(第9回目)の結果では、左右どちらの荷重も数値が50%に近づいていました。つまり、左右バランスよく立てるようになったということです。これは、コンディショニングによって体幹が鍛えられた証拠かもしれません!


【長座体前屈:柔軟性】
 測定器を用い、地面に足を伸ばして座り、手を伸ばしどこまで体を前屈させることができるかという体の柔軟性を計測する種目です。

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 年齢を重ねることにより体は固くなっていきがちですが、コンディショニングの成果か全体的に柔軟性がUP↑していました。
 この測定は、体の硬い人には苦痛な種目だと思いますが、今後も継続してコンディショニングを行って、しなやかな体を手に入れましょう!


【最大2歩幅 *算出方法…2歩幅(cm)÷身長(cm) 】
 両脚をそろえて立った状態から、可能な限りの大股で2歩進み、その2歩幅を身長で割った数値を評価します。
 このテストは歩幅を測定しますが、同時に下肢の筋力・バランス能力・柔軟性などを含めた歩行能力を総合的に評価できると言われています。

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 この測定は毎回、和気あいあいとした雰囲気の中、楽しそうに且つ果敢にチャレンジしている参加者が印象的です。結果としても歩幅が大きくなっており、これは歩行時の安定にもつながっていると考えられます。

 

    はつらつウェルネス教室ではコンディショニングを中心に『体づくり・姿勢づくり』を行ってきました。
    その成果として、今回の体力測定項目においてバランスの改善が見られました! 
    バランスが整うと姿勢が美しくなるばかりでなく、動き方の癖でアンバランスになり硬くなった筋肉の
    弾力を取り戻すことができます。その結果、正しい呼吸・正しい体温・正しいリンパの流れにつながり、
    冷え・むくみ・肩こり・腰痛・メタボなどの改善にもつながりやすくなります。
    そういった効果を、楽しく実感できるのがこの教室です!

    平成29年度(平成30年1月~3月)も開催予定です。皆さまのご参加、お待ちしております♪