健康情報

第7回 冬には冬の健康管理 ~高血圧編~

2017.01.30

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グッと冷え込む冬は、風邪やインフルエンザなどの感染症以外にも起こりやすい病気や症状がたくさんあります。 1年で最も体調を崩しやすい季節、万全の対策で乗り切りましょう!

【高血圧】
冬は寒さの影響で血圧が大きく変動する季節です。
日ごろから血圧の高い人は、狭心症の発作や心筋梗塞など、思わぬ事態につながることもあるので注意が必要です。

 

こんな時に血圧が上がりやすいheat_shock_roujin[1]
暖かい部屋から寒い屋外へ出た時
お酒を飲み過ぎた時
入浴後に浴室から脱衣所や寒い室内に入った時
朝起きて布団から出た時
トイレでいきんで排泄する時

 

血圧の急上昇を防ぐにはbath_yokushitsu_danbou[1]
寒い屋外に出る時は、しっかりと防寒対策をする
脱衣所や洗面所を暖め、浴室との温度差を少なくする
布団から出る前に室内を暖める
トイレ内や便座を温めておく

 

日ごろの生活習慣の見直しも!food_eiyou4_vitamin[1]
塩分の多い漬け物・調味料・加工食品は控え目に
カリウムを多く含む新鮮な野菜や果物はたっぷりと
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を適度に行う
ストレスをためすぎない
睡眠を十分にとる

 

 ミニコラム
  『冬に急増する入浴事故!』
   ヒートショックが原因で、入浴時に失神・死亡する事故は、
   特に高齢者や生活習慣病の人がリスクが高いといわれています。
    「脱衣所と浴室内を暖かく」・「湯はぬるめ(41℃以下)に、
    つかるのは10分以内」など環境の工夫と、体調が悪い時や
    飲酒をした時は入浴を避けるなどの自己管理が大切です。
                   *急激な温度変化で血圧が大きく変動することで起こる健康被害

 

※引用・参考資料:「けんこう通信」(保健同人社)

 

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