2022.07.29
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日本の伝統色をご存知でしょうか?色見本などで調べると500近い色を確認することができますし、実際は
1000色以上あるとも言われています。そんな伝統色は、心落ち着く色・元気が出る色・優しい色など様々です。
“きもののまち”十日町市にある「十日町織物工業協同組合」が日本の伝統色をもとに、1981(昭和56)年に
『和の誕生色』を定めているそうです。さて、皆さまの誕生色は何色でしょうか?
1月:想紅(おもいくれない)
雪の中で凛として咲く、寒椿の深い紅
2月:恋街蕾(こいまちつぼみ)
春浅い土を割って顔を出す、蕗の薹の萌える黄緑
3月:夢宵桜(ゆめよいざいくら)
春の朧に浮かぶ、楚々とした山桜の薄桃色
4月:花舞小枝(はなまいこえだ)
春風に揺れる花を支える、小枝のしなやかな色
5月:初恋薊(はつこいあざみ)
薫風吹く五月に、目を引く薊の深い紫
6月:憧葛(あこがれかずら)
五月雨が葛の葉をぬらした緑
7月:先初小藤(さきそめこふじ)
梅雨も明け、夏の光に輝いた紫露草の淡い紫
8月:夢見昼顔(ゆめみひるがお)
真夏の野にまどろむ、はかなげな昼顔の色
9月:恋路十六夜(こいじいざよい)
天に月冴えるころの夜空がたたえる、深い紺
10月:想紫苑(おもわれしおん)
風立つ秋の野に咲き乱れる、桔梗と紫苑の紫
11月:恋染紅葉(こいそめもみじ)
秋の残照に映える、紅葉の燃える赤
12月:勿忘菫(わすれなすみれ)
菫が咲き、淡雪の舞う季節の色
いかがでしょうか?優しくてどこか懐かしい雰囲気の色合い、そして何よりネーミングが素敵ですよね!
何か身につけるものを選ぶ時、ご自分の誕生色を手に取ってみてはいかがでしょうか?
日本の伝統色は、私たちを穏やかな気持ちにさせてくれる “心の健康づくり要素の1つ” なのかもしれません。
引用・参考:香心堂(https://kaomido.com/column/traditionalcolor)
LOCARI(https://locari.jp/posts/56407?page=1)
きのも 原宿「伴治郎」HP(http://www.banjiro.com/content/birth_color.html)